詩/とうめいなせんぷうき

「とうめいなせんぷうき」
詩 若葉坂道

はねをひろげて 
わたしのほうを向いて 好きなときに 
好きなだけ わたしの好きな 風を 
おくってくれる あなたは わたしの
せんぷうき

あなたには はねがあるのに
うちにばかりいて なのにあなたは
とても うれしそうで このときを
待っていたのですね

目を閉じると 浮かんでくる
海の景色と かとりせんこうの におい

ぱちんと 押して あああああと
揺らぐ じぶんのこえを 聞いていた 
あの頃を いつも 思い出します

幾重にもみえる あなたのはねは ときどき
とまっているようにも見えて それでも
ちゃんと まわっていて、そよそよと 
とうめいな 風を、おくってくれる 

その佇まいは まるで 
うちに咲く とうめいな ひまわり 

わたしには

とうめいな あなたの風が 
心地よくて とても

肌に 合います

***

#詩
#扇風機
#向日葵
#風


wakami /若葉坂道 web

浜松市を拠点に、wakami として作詞作曲弾き語り活動、遅咲きの詩人と名乗って「詩」の創作、発信、朗読ラジオ配信、などを若葉坂道(わかばさかみち)として活動しています。

0コメント

  • 1000 / 1000